〜新年度を迎えて〜
学園長・たつみ幼稚園 園長 志賀 多江子
一年で一番花の美しい季節となりました。この美しい季節に子どもたちは夢と希望をいっぱい持って通って来てくれています。
最初のうちは喜んで通っていたのに、一・二週間ほど過ぎた頃から、突然泣き出し「ようちえんにいきたくない。おともだちがいじめるから。」等とぐずりはじめ、行くのを拒みだす子も出てきます。それがいわゆる「五月病」です。そんなとき親としてどう対処して行けば良いのかきっと悩まれることかと思います。そんな時期が五月や六月頃まで続く子もいます。泣きながら園に行くのをいやがる子どもの姿を見るのは、親にとって何より辛くて苦しい事でしょう。お察し致します。
様々な時期を乗り越え子どもが落ち着いた時、その頃が懐かしくさえ思われるものです。
子どもにとって初めての集団での生活、家庭とは随分異なった生活に戸惑い、今、まさに子どもたちは一つ一つ階段を踏み締め、ゆっくりと上がっています。幼稚園での生活と家庭内での生活習慣の違いを、子どもたちとともに紐解き、「ないないづくし10か条」を見て、親子で話し合ってみましょうね。
《ないないづくし10か条》
1.暖房きかせて 寒さがない
2.冷房の中で 暑さがない
3.おやつが過ぎて 空腹がない
4.歩かないで 疲れがない
5.おもちゃの与え過ぎ 興味がない
6.テレビの見すぎで 考えない
7.テレビゲームのしすぎで 外で遊ばない
8.なんでもほいほい 我慢がない
9.点数以外は 考えない
10.わかっているけど 行わない
これではまともに育たない。
〜もっとやりたい!〜 たつみ第二幼稚園 園長 志賀 博之
新年のスタートです。様々な企業の入社式もこの時期に行われ、そこでの社長の訓示がニュースなどで多く紹介されます。その訓示で「夢」「意欲」「挑戦」という言葉がたいへん多く見受けられます。何事も本人にこういった感覚がなければ長続きはしません。大人になってから成功した人は、親からほとんど「勉強しなさい」と言われたことがないと聞きます。幼児期に人生の土台が築かれることは間違いありません。
将来を見通しての選択がまだ不十分の子どもは、大人が主導権を握っています。選択した環境や道が大人の自己満足であるのかそうでないのかを子どもの発達の観点から考え、本当に我が子にその時期や将来に向けて必要と思われる環境や道であれば、それを導く態度と能力が大人には必要であり、子どもには夢や意欲が必要です。その一助の選択が本園の環境や先生であればいいと思います。
「もっとやりたい!」と子どもからこの言葉を聞くと本当に嬉しいです。やりたいことは人それぞれです。好奇心をかきたてるために園では、様々な環境づくりや遊びや行事を展開していきますが、最初は嫌がっていたことが両親や先生からの温かい援助があり誉められたりすると変わっていきます。私たちは卒園までにたくさんの子が1つでも多く自発的にそう言い、そう思えるように常に意識して考え環境整備や教育を行っていきます。
自分で自分の得意で好きなことを見つけさせること。それは何でもいいです。そのために本園の一番の特長である豊かな環境を整え、様々な体験や経験を行えるように先生や親が準備し、好奇心を持たせ自発性を育てることがとても大切だと感じております。より一層のご理解とご協力をお願い致します。